相続が発生したらするべきこと

■相続が発生したら
人が亡くなったとき、相続が発生します。相続は突然やってくることが多く、何からはじめればよいのか分からないという方も多いです。
しかし、相続が発生すると、故人を偲ぶかたわら、相続手続きに向けて様々なことを進めていかなければならないことも事実です。相続が発生したらまず何をすればよいのか、分かりやすく解説していきます。

●相続が発生したらまずやるべきこと
まず、死亡してすぐに行わなければならないこととしては、医師の死亡診断書が出たら①死亡届の提出、②葬儀の準備、③各種手続きになります。

①死亡届は、死亡を知った時から7日以内に提出する必要があります。②葬儀の準備は、葬儀会社に連絡をして手配をお願いし、その後は業者の指示に従えばよいでしょう。③各種手続きは、年金の受給停止や介護保険の資格喪失届、世帯主の変更といったものが挙げられます。死亡日から14日以内に済ませる必要があります。
このように、相続開始後すぐにやらなければいけないことが多くあります。

●相続発生後の手続きの流れ
先ほど確認したような手続きを行いながら、遺産相続についても色々とやっておかなければならないことがあります。
まず、遺産相続においては、遺言書の存在が重要になります。遺言書があった場合には、それに従って相続処理を行う必要があるからです。遺言書にはいくつか種類がありますが、自筆証書遺言と秘密証書遺言の場合には、家庭裁判所での検認手続きが必要となります。
遺言書がない場合には、相続人どうしで遺産の分割方法を決めていくことになります。そのために、相続人が誰なのか、相続人全員を把握しておく必要があり、相続人の調査を行います。また、分割する財産はどれくらいあって、何なのかということも確認する必要があり、相続財産の調査を行います。これらの調査を行った後、いよいよ相続人全員での遺産分割協議となります。話し合いによって、誰がどの財産をどれくらい引き継ぐのかについて決定していきます。

●相続に関するご相談は当事務所まで
西風総合法律事務所では、埼玉県所沢市にお住まいの方を中心に、幅広くご相談を承っております。相続開始後は、やらなければならない手続きがたくさんあり、途方に暮れるかもしれません。ひとつひとつお話を聞きながら進めていくことができますので、弁護士にご相談ください。